2008年2月22日金曜日

それでも ボクはやっていない

今日、Yahooニュースで次ぎような記事を読みました。

ライブドア事件での、堀江被告の記事なのですが、要約すると・・・

昨年3月の一審判決から約11カ月を経て高裁審理が始まったようで、
3回前後で結審し、早ければ7月にも判決が言い渡される見通しとのこと。

堀江被告の弁護側は今回も「無罪」を主張したようです。


う~む。

法的には、クロなのか、シロなのか、グレーなのかは全くわかりませんが・・
堀江被告は、自身のやったことを理解していないのでしょうか。。

2008年2月19日火曜日

WACCの下げ方

前回、ROIC > WACCとならなければ、理論上株価は落ちるといいました。

投資家(債権者と株主)の期待に応えられていないからですね。

では、この投資家に満足してもらうには、
二つの要因がありますね。

1つは、ROICを上げること
2つめは、WACCを下げること


WACCの下げ方ですが、
資本構成を変えることで可能です。
具体的には、株式ではなく、負債にて資金を調達することです。
ただし、これは、企業の成長段階でも変わってきますし、あまりに負債の比率を高めすぎると倒産確率が高まってしまいます。


もう1つの方法は、投資家に対して、説明責任をしっかりと果たすことで、投資家の感じるリスクを減らしてもらい、期待収益率(株主資本コスト)を減らしてもらう方法です。

企業の命題

企業の最大の目的は、企業価値の増加です。

ここで、言う企業価値とは、投資家から見た企業価値のことを言っています。
もっというと、ROIC > WACC でなければ、いくら売上げと利益が前年度よりも、増加していても意味がありません。

要は、ROICがどれだけかっていうことです。

ROICとは、以下の式で求められます。
ROIC(投下資本利益率)=NOPLAT÷投下資本(IC)

このNOPLATというのは、税引き後利益のことです。
日本では、税=40%となります。


じゃ、WACCって何って話になりますが、
waccとは、加重平均コスト(株主資本コストと負債コストの加重平均)のことです。
企業のバランスシートの右側を見ればわかりますが、資金を調達して、それを運用することで、企業活動を行っています。

そのB/Sの右側を見ると、どのように資金調達をしているかがわかりますね。
そうです。

負債と、資本により資金調達をしているのです。
でも、当たり前ですが、なんでも調達には、コストがかかります。
資金調達も同じようにコストがかかるのです。

負債であれば、銀行や社債などで借り入れを行い、しっかりと元本と利子を払っていかなくてはいけません。この利子が、コストに当たります。

株式でも同じように、コストが発生します。
株主資本コストといわれる、このコストは、株主がこの企業へ投資することによって、得られるだろう(このくらいは欲しいという)期待値です。株主からみると、この期待値を期待収益率といいます。