企業の最大の目的は、企業価値の増加です。
ここで、言う企業価値とは、投資家から見た企業価値のことを言っています。
もっというと、ROIC > WACC でなければ、いくら売上げと利益が前年度よりも、増加していても意味がありません。
要は、ROICがどれだけかっていうことです。
ROICとは、以下の式で求められます。
ROIC(投下資本利益率)=NOPLAT÷投下資本(IC)
このNOPLATというのは、税引き後利益のことです。
日本では、税=40%となります。
じゃ、WACCって何って話になりますが、
waccとは、加重平均コスト(株主資本コストと負債コストの加重平均)のことです。
企業のバランスシートの右側を見ればわかりますが、資金を調達して、それを運用することで、企業活動を行っています。
そのB/Sの右側を見ると、どのように資金調達をしているかがわかりますね。
そうです。
負債と、資本により資金調達をしているのです。
でも、当たり前ですが、なんでも調達には、コストがかかります。
資金調達も同じようにコストがかかるのです。
負債であれば、銀行や社債などで借り入れを行い、しっかりと元本と利子を払っていかなくてはいけません。この利子が、コストに当たります。
株式でも同じように、コストが発生します。
株主資本コストといわれる、このコストは、株主がこの企業へ投資することによって、得られるだろう(このくらいは欲しいという)期待値です。株主からみると、この期待値を期待収益率といいます。
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